11/27/2007

散髪とフィットネスセンター

午後3時、仕事も適当にいつものショッピングセンターに行き、話に聞いていた散髪屋へ。噂通りのヨボついたおじいさんだった。かなり短くしてほしかったのだが、かといって坊主頭でもなく、と色気を出したのが失敗だった。俺の言ってることは全然通じず、相手の言うことも南部訛りにくわえおじいさんなものだからさっぱり意味不明。しかし「おまえの望みの髪型はわかってる、任せとけ」みたいなことをうれしそうに言うので大丈夫かなーと心配しつつ任せたら案の定カッパヘルメットみたいな頭にされた。やれやれ。こんなんじゃたまらないので「申し訳ないがもう少し短くしてくれ」と頼んだら少しはまともになった。イギリスでもそうだったがここでも髪を切ったあとの洗髪や髭剃りはなし。チップはだいたい15〜20%が相場。こまかい髪の切れ残りをつけたまま家に帰ってシャワーを浴びた。
 ロンドンでは研究しに来たのか?スポーツしに来たのか?というほどいろんな運動を楽しんだが、特に同じ研究室の技官のマイクと始めたトレーニングはきつかった。毎週月曜日の昼食前、雨が降っても雪で寒くても下のグラウンドに降りて行って走る、腕立て、腹筋、懸垂、スクワットキック、手押し車、といった種々のメニューをこなす決まりになっていた。二人で始めたのが少しずつ参加者が増え、来なくなり、最終的には4人がこのいかれたトレーニングの主なメンバーだった。面白かったのは参加したのが俺をのぞくと全員イギリス人だったこと。半分が外国人の研究所で、サッカーなんかは多国籍にみな楽しんでいるのに、きっとイギリス人という連中はこんなサディスティックな行為が生まれつき大好きなのに違いない。トレーニングのあとはいつもフラフラで、飯を食うのも苦しかった。仕事なんてそっちのけだ。しかしおかげで体力がついたのはいうまでもない。日本に帰ってからもこんな馬鹿げたトレーニングを一緒にやってくれる若者が見つかり、続けることが出来た。一人ではとてもじゃないがきつくて出来ない(岡崎のM君、I君まだ続けてるかな)。
 アメリカでもそんなトレーニング続けたいと思っていたが、それはすぐに諦めた。フィットネスやスポーツの施設が整っていて、わざわざそんなことをする必要がなかったのだ。施設の案内書を見ると、プールやジムのほかにヨガやダンス教室などいろんなアクティビティが充実している。特に魅かれたのがマーシャルアーツ。空手やテコン ドーといったメジャーなものから、ブルース・リー式キックボクシングやブラジリアン柔術クラブなんてのまである。すごい!よーし、シュルト、ヒョードルは俺が倒す!先日飛行機代が振り込まれたので、これでフィットネスセンターの年会費200ドルちょっとが払える、今日はとりあえず空手に参加して、次にブラジリアン柔術にも参加してみよう、と午後8時頃意気揚々と向かった。するとカウンターの学生アルバイトのおねーちゃんに手続きは上のオフィスで午後5時までよ、といわれた。なんだ、せっかくやる気満々で来たのに、とぐずぐずしていたら「とりあえず今日は5ドル払ってビジターとして入ったら?明日入会手続きしたとき払い戻されるわよ」というのでそうすることにした。空手といってもまあこんなアメリカの田舎町のことだし大したことはなかろうと思ったら大間違い、練習はきつくすぐに息があがってしまった。家に帰ると体が痛かった。

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