1/30/2009

だめだー、仕事する気にならねえ

メディカルセンターでポスドクしているOさんがうちのラボの近くのジムに用事があり来るというので近くの食堂で一緒に昼メシ食べることになった。たくさんの学生に混じってまずい食事をしつつ彼が「子供出来たのに手取りが減って仕事する気にならねえ」とわざわざ給与明細を見せてくれた。去年赤ちゃんが出来てそのぶん余計に保険料を払わねばいけなくなったらしい。なるほど、かなり引かれていて手取りは俺よりずっと低い。これで奥さんと赤ちゃんを養っていかねばならないのか、大変だ。俺なんて未だ独り身の自由気ままな生活で申し訳ないくらいだ。これでは少子化になっても仕方あるまい、などと考えていると彼は気になることを言った。彼は2007年4月にアメリカに来て、2カレンダーイヤー過ぎ3カレンダーイヤーの今年から税金が引かれ苦しい、と。あれ?おかしいな。J1ビザでは2年間は税金免除というはずだったが。俺の場合2007年11月にアメリカに来たので、2年間だと今年2009年10月まで税金免除、それが2カレンダーイヤーだと2007年の2ヶ月と2008年しか免除にならず、2009年からさっ引かれることになってしまう。つまりいつ来るかで大きく収入が変わってしまうことになる。いやいや何かの間違いでしょう、とにかく家族を持つのは大変だなあ、と同情して別れた。しかしその後どうも自分の給料気になってラボに戻って今日振り込まれたはずの給料をネットで確かめて、凍った。先月より400ドルくらいも減ってる!馬鹿な!なにかの間違いに違いないと思い速攻で担当部署にメール。全く、アメリカではこの手の間違いが多くて困る、でもすぐに手を打ったのでもう大丈夫、黙っていてはだめ、俺もアメリカ生活に慣れてきたな、と安心する。しばらくして返事が返ってきた。「あなたの給料から連邦政府の税金は引かれておりません。ただすでに2カレンダーイヤー過ぎてNon-resident alienからresident alien になったのであらたにsocial security と Medicareなるものを差し引かれています。質問があればまたどうぞ」と。


まじっすか!?


今年10月まで無料の場合と比べ、400ドル x 10ヶ月 =4000ドルもの違い。でかい、でかすぎる。何かの間違いであって欲しいとネットで調べると発見。
http://www.irs.gov/businesses/small/international/article/0,,id=129427,00.html
いつもであればこんな英文読めないのだが金がかかっていると違う、すごい集中力で読み進み、ずっと下の方にはっきり書いてあるのを見つけた。ご丁寧に「12月31日に来た場合もその一日は1カレンダーイヤーと見なされます」と書いてある。


だめだ、まったく働く気が起きねえ。


えーん、こんな事ならもっと早くに来れば良かったよー。
いやしかし、研究室お金無かったのに10月末までお金出してもらって大変感謝しているし、あの半年間で日本の春と夏を存分に楽しんだし、後半倒れるかと思うほど、未だかつてこんなに働いたことねえ、もうこれ以上働けねえ、というほど実験に没頭して完全燃焼したし、「我が人生に一点の悔いも無し」である。だとしたら2ヶ月遅らせて2008年1月に来れば良かったのか?確かにそうすれば丸々2年無税無保険ということになるが、2007年11月12月は無給ということになる。その間日本でぶらぶらするのか?どっちが得かとなると、うーん難しいな。ということは、結論は何だ?どっちにしろ運が悪かったということか?うーむ、仕方なかったのかなあ。

何となく納得して少し気持ち落ち着く。しかし今年になってもがっかりさせられることは休み無く続くわ。こうなったらノーベル賞でもとるしか俺の老後に未来はねえ。とにかく今日はもうハエの世話なんてやる気全然起きねえ。とっとと帰って映画でも見よう。

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