5/05/2009

臥薪嘗胆

今日も雨。まるで日本の梅雨のようだ。しつこいようだが気温の変化が激しく体調を崩しやすい。豚インフルがはやっているらしいので体調管理に注意せねば。
 ちょっとしたアイデアが浮かんだのでイェール大学に留学中のかつての後輩(私がザンビアから戻って元の研究室に出戻ると先輩になっていた)にメールすると折り返し彼の仕事がCellという我々の研究領域では最高の科学雑誌に受理されたという知らせを受けた。
なにー?せる〜〜〜!!!NatureはいたがCellは私の知り合いでは多分初めてである。うらやま!2年前福岡の元の研究室で会った時の彼を思い出す。彼は大変きまじめな男なのだが、アメリカでの生活が全く肌に合わず、仕事も進まず、ボスにその年いっぱいで雇えなくなると言い渡され、とりあえず一時帰国していたのだがショックですっかり凹んでいた。その時の俺はロンドンでの生活を楽しんだ後日本に戻り、次の行き先もアメリカに決まり、「真面目過ぎるのも考えものだなあ」と思ったものだ。彼は日本の元の研究室に戻って臨時雇いで働こうかと言っていたが、その後なんとか延長してもらったようであった。そしてついにやった。よくぞ途中で諦めず、粘り、あの艱難辛苦を乗り越えたものだと思う。ひるがえってみて、新車買うか買わないかで悩んで時間を浪費している今の自分の、なんと情けないことか。何やってんだ俺は?
 しかしすごい刺激になった。頭をガツッと殴られたようだ。何が大切で何がどうでも良いことなのか。俺は何をやりたかったのか。仕事内容も生活の様子も日本で考えていたのと全然違い、すっかり失望して将来の不安におののいてしまっていた。ずっと憧れていた動物行動の研究じゃないか。いつか住んでみたいと思っていたアメリカじゃないか。せっかく夢が叶ったというのに、アメリカに来てからの俺はクヨクヨしたり失敗を恐れたり優柔不断に陥ったり。歳取ったからかもしれない。でもこの前忌野清志郎が亡くなったように、俺もいつかは死ぬんだ。だったら・・・失うものは時間しかない!老後なんてくそくらえ、完全燃焼して死んでやる。もう一度自分がやりたかったことを確かめ、そいつら全部に挑戦しようじゃないか。研究に没頭し、未知の地を探検し、心身を鍛え、この世界を遊ぶ。今日ここで、宣言したい。よーし、俺もやるぞ!

http://www.youtube.com/watch?v=4yiUGgBDH9M

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