10/16/2010

Mt. Pleasant



今週末はキャンプに行こうと計画。場所はいろいろ迷った末、すばらしい眺めを朝日とともに堪能したいと思い、ウェブサイトでも好評の、そして2年前くらいにkさんA君と行ったことのあるMt. Pleasantに決定。
http://www.hikingupward.com/GWNF/MountPleasant/

天気予報から日曜日のほうが良い天気みたいだったので、日曜日に行って月曜日早くに帰ってこようかなどと思っていた。ところが今日の天気は最高だ、もうじっとしておれないことが判明、計画前倒し。午前中ラボでハエのモニター移動。昼はWhole foodsで買い物。そしてキャンプの準備。あっという間に午後4時に。やばい、どうする?延期するか?いや、もう延期してグダグダ後悔するのはいやだ。と思い切って4時過ぎ出発。29号を南へ。しばらく走って60号を西へ。Blue ridge mountain areaに入りどんどんと山が深くなる。グーグルマップでは1時間半で着く筈が2時間かかった。山では日が暮れるのが下界よりもずっと早い。一時間は早く日が暮れると考えたほうが良い。それがもう6時。太陽はもうすぐ沈もうとしていた。やばい、やばすぎる。しかし私の辞書に撤退と言う文字はなかった。まあ何とかなるやろ、行っちゃえ!



入山口の案内板を見ると頂上まで2.6マイルとあった。前回2マイルを約一時間で歩いたが、今回は重い荷物を背負っている。まあいざとなったら途中ででもテント張ろう、と出発。はい、良い子は真似しないで下さいねー。腹へって持ってきたパンケーキ食べたかったがそんなことして時間を浪費したくなかったのでどんどん歩いた。普段であれば荷物の重さに文句言いつつ休憩でもするところだが、とにかく少しでも明るいうちにキャンプサイトに着きたいと焦ってガンガン歩く。
スタイルは普通のTシャツにパタゴニアR1、その上にナイロンのアノラック。これで全然寒くない。どころか途中で暑くなりアノラックはすぐに脱いだ。それでも暑い。R1すごい。しかしTシャツがただのコットン製で汗を吸ってべちゃべちゃ。やはりパタゴニア・キャプリーン1か2のTシャツほすい。



途中のキャンプサイトにわりと早く到着。せっかくなので頂上のサイトにキャンプ張りたいとさらに歩く。そして午後7時到着。やった。まずは東側頂上へ。美しい夕空の写真を撮る。もうすっかり日は暮れてしまった。こちらにキャンプサイトはない。反対側に行くと驚くことに焚き火を炊いている2人組がすでにいた。話し言葉から中国人と判明。挨拶すると「ここ空いてるからテント張って良いよ」と気軽に答えてくれた。向こうからさらに2人組が。どうやら2組のアベック(死語?)らしい。「遠慮なく焚き火に当たってね」と言ってくれた。普段は誰もいない静かなところを好むのだが、今回はこういう状況だったので心強い。急いでテントの設営にかかる。こういう時モンベルThunder Dome 2はその威力を発揮。とにかく設営が簡単で早く、大変助かった。まあ高かったからね。その後夕食の準備。スノーピークのガスストーブで湯を沸かす。風が強くなかなか沸騰しない。「防風壁が必要だな」と判明。次回アルミホイルで自作しよう。こうやって経験重ねるわけだ。沸いたところでスタバのスティック入りコーヒー。こんなの日本ではずっと前から、しかももっとずっとこったのがあるがアメリカではあまり見ない。とにかくうまい。次に米を炊く。そしてインスタントラーメン。卵も入れる。こんなのが腹減った山の上ではうまいよまじで。最後はりんごで〆。

さて、食事もさっと済ませたしさっさと寝たいところだったが、せっかくああ言ってくれたことだし、それに最近例の島の問題でギクシャクした2国間関係、ここはおれ様が何とかせねばなるまい、と焚き火にあたりに行って話しかけてみた。「何人?」と聞かれ「日本人です」と答えると「日本人には見えなかった、同じ中国人かと思ってたよ、わはは」と笑われた。えーと、どういう意味でしょうかね?いけてない?まあええわ。彼らはバージニアの州都リッチモンドからやって来ていて、エンジニアの勉強をしたり化学系の会社で働いていたり、すでに6~8年もアメリカで生活していた。アメリカは自然も豊かでゆったりしているところは良いが、食べ物には困るとこぼしていて、やはり同じアジア人だなあと思った。旅行で行ったアメリカ中西部の自然は全然違うらしく、やはりこれは行って見ねばなるまいと思った。

日中友好も果たしたし、先にお暇してテントに入って寝る体制に。彼らもしばらくしてテントに入った様子。しかしその頃から強かった風がますます強くなってきた。しばらくしたら止むだろう、と高をくくっていたが、一向に止む気配なし。ウトウトするとゴォッという風で目が覚め、テントが吹き飛ばされるのではないかと心配になった。みなさん頂上付近でテントを張るのはやめましょう。日本人探検家のチャンピオン、植村直己を想う。彼はあまたの探検を成し遂げた後、真冬のマッキンリーで消息を絶った。そのとき43歳。マッキンリーと比べるのもおこがましいが、やはり怖い。テントの場所を風の弱いところに移動させたかったが外に出たとたんテントも何も吹っ飛ばされエラいことになるだろう。ここはじっと我慢するしかない。教訓:山をなめるな!

結局明け方になっても風は止まず。ちょっとウトウト出来たくらいで眠れなかった。ものすごい一撃でテントが動かされた。それでもポールがへしゃげる事もなく、フライが吹っ飛ばされることもなく、いやーこのテント優秀だわ。それとモンベルのU.L.スーパースパイラルダウンハガー。ようは寝袋ですがこれが軽いくせに暖かい。この寒風吹きすさぶなか全然寒く感じなかった。それに寝心地が良い。アウトドア用品、特にテントや靴には金を惜しまず使いましょう。でないと命に関わるかも。

テントのなかで湯を沸かしコーヒーを飲む。キャンプの楽しいひと時。いやーやっぱ朝はコーシーにかぎるねえ。



中国人たちは起きてさっそく焚き火をおこしていた。西の頂上に行って朝日に浮かぶアパラチアの山々を眺める。4年前キナバル山から見下ろしたボルネオ島の風景を思い出す。ただこの景色を眺めるためだけにこんな苦行をする俺。美しい、しかし写真を撮ろうとすると吹き飛ばされるものすごい風。



テントサイトに戻って焚き火に合流、俺も手伝う。持ってきたお菓子をあげるとゆで卵やらハムやらお返しがどっさり。
教訓:まず与えよ。
モンベルのテント。なぜかアメリカでしか売ってないモデル、優秀でした。



もう一度山を眺めに行く。日が昇るとまた違って見える。南に延々と続くアパラチアの山々。



さあ、下山だ。彼らと共に山頂を離れる。途中で「私たち遅いので先に行ってください」と言われ、その通りさっさと下り彼らと別れた。すっかり紅葉も進んだ林の中を歩く。今日も天気は最高。



一時間ほどで駐車場に着いた。車は無事だ。真っ青な空の下を車は走る。アパートに着いたのは昼頃。まだ日はぜんぜん高く、せっかくの太陽がもったいなく感じられた。何やってんだ!
しかし思い返すと、やはり面白かった。「男は遊びと危機である」とは開高健の本にある言葉だが、禿同。日中友好も果たしたし、新しいことに挑戦するのは楽しいね。

我が家の前に広がる緑豊かな空き地。



それにしても今日も空が青いわ。

2 件のコメント:

Rockhopper さんのコメント...

この前テレビでモンベル紹介されてましたけど↓、面白い会社ですよねー。
アウトドア好きには天国ですね。
http://channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=boyboy1242&skey=%E3%81%8C%E3%81%A3%E3%81%A1%E3%82%8A&prgid=39538786

Tada さんのコメント...

いやいや、やっぱパタゴニアでしょう。