朝8時半から新しくUVaで働くことになった人のためのオリエンテーションに参加した。場所は生物学科の建物から歩いてすぐのフィットネスセンター。それぞれの担当の人がスクリーンを使って税金だの保険だの年金だのについて説明するのだが、やはりロンドンに4年もいたからであろう、言ってることはそれなりにわかり得意顔。フィットネスセンターの紹介もあった。プール、マシーン、バスケットボールコート、ダンスフロアなんかもあり、いろんなクラブもあるようだ。他にもテニスコートや多目的グラウンドがたくさんある。それが学生は無料、給料取りは1年で270ドル、今なら50ドル引き、てな感じ。岡崎のフィットネスクラブが月6千円くらい、それに入会金とカード代金で2ヶ月分払うことを考えるとずっと安い。そしてランチの時間。何かなーと箱を開けてみたらハンバーガーとポテトだった。やれやれ。そんな昼食も終わりぼんやりしていると係のおばさんが来て書類できた?と聞かれた。えっ?書類?どうも空いた時間にtax formだのdeposit formだの書き終えることになっていたらしい。急いで書こうとするが、内容が理解出来ない。銀行のsaving accountとcheck accountどちらを書くべきなのか、SSNを書く欄にはtemporary SSNを書くのかそのままにしておくのか。彼女に「よくわからないんだけど」と聞いてみると丁寧に説明してくれるのだがそれでもわからん!きっと先生に何度説明されても答えがわからず途方に暮れている小学生のような顔をしていたんだろう。えーん、係の人も呆れたような顔をしている(ような気がしてくる)。すっかり動揺してしまい、結局今回は提出せずに後日自分で出すことになった。
午後はRotundaツアー。いったいRotundaが何なのかもわからず、別に参加しなくても良かったのだが思い切って参加してみた。しかし思ったよりずっと良かった。そこは大学の歴史ある建物で見物にわざわざ来る人が多いらしく、学生の案内係がいろいろと説明してくれるようになっていた。バージニア大学は第3代大統領トーマス・ジェファーソンという、アメリカ合衆国憲法を書いた、アメリカ人なら誰でも知っている(オレは知らなかった)人が建てたそうな。それよりも、そこから見る景色は格別で、紅葉の森が青空の下どこまでも続く。そのずうっと先までこの大陸が続いていると思うと、早くアメリカ中を旅したくてウズウズしてくる。よーし、やるぞ!という気になった。
3時過ぎようやくラボに戻ると、ボスにうれしそうにアイデアを突きつけられる。しかし聞き慣れない学術用語、見たこともない記号がいっぱいで、何言ってるのかさっぱりわからず。顔で笑って内心泣く。その後ハエの餌替えを教えてもらう。なんか見ていると麻酔薬も使わず、えらい大ざっぱというかワイルドだ。オレもやってみるがうまくいかず、ハエがドドッと逃げ出した。うわっ、しまった、と思ったら隣のボスは「がはは、じき慣れるさ」と気にしない。そこにいたラボの連中も気にする様子もない。次も失敗してまたハエが逃げ出し部屋を飛び回るが誰も気にもとめない。いやはや、日本だったら切腹ものかもしれないのに大らかなものである。次第に慣れてきたが数が多く時間がかかって疲れた。
8時過ぎ家に帰るとラファエルの置き手紙が置いてあり、すでに別の家に移っていた。そういえば今度ブラジルから誰かが来てその家に移るようなことを言っていたが良く聞き取れなかった。今日だったのか。さびしいな。
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