2/03/2010

TAMPOPO


伊丹十三監督第2作目「タンポポ」。こんな映画もしれっと置いてあるうちの図書館、シブい。もう何年もまえなんちゃら洋画劇場だか(洋画じゃないか)で観た。そのときは「なんだかまとまりのない映画だなあ」という感想だったように記憶しているが、今回はまた別の感じ方だった。渡辺謙が若い!
 特に渡辺謙がラーメンの大御所と空想の中でラーメンを食べるシーン、たまらん、ラーメン食いたくなった。そして喧嘩して怪我した山崎努にタンポポが純日本風の朝食を作るシーン。これまたたまらん、日本に帰りたくなった。きっと海外、特にアメリカやイギリス、アフリカなどに暮らす日本人の方にはわかっていただけると思う。「こんな国で何やってんだ、俺?」という気持ち。日本の食べ物が世界で一番!すぐに日本に帰って日本中を食べ歩きしたい!という欲求にかられた。考えてみるとアフリカ、イギリス、アメリカと食文化の貧しい、または崩壊した国にばかり住んでる俺。やっぱ「以食為天」おいしい食べ物を楽しむことこそ人生である。日本に住んで、料理のうまい奥さんもらって、健康で、まいにちおいしい朝食を食べてる君、君こそが人生の勝利者、この惑星の帝王である。
 伊丹十三氏のこだわる性格が良く現れた「食の西部劇」であった。

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